自分の体をぬって景色に化ける、ドット絵のかくれんぼ対戦ゲーム 「Pixel Invisible(ピクセル インビジブル)」 を公開しました。ストアでの名前は 「Pixel Invisible - かくれんぼ対戦」 です。iPhone・iPad版はApp Store、Android版はGoogle Playで、どちらも無料で遊べます。

▶ App Storeで見る(iPhone・iPad・無料) | Google Playで見る(Android・無料) | 製品ページ:Pixel Invisible | 製品サイト:utaverse.tokyo

隠れる側は「隠れる狸」、探す側は「エージェントたぬき」です。隠れる狸は、エージェントたぬきが目隠しをされているあいだに場所とポーズを決め、自分の体(32×32ドット)を、後ろの景色と同じ色にぬります。エージェントたぬきは、あやしい所をコルク鉄砲で撃って探します。1匹でも最後まで見つからなければ、隠れる狸のかちです。

この記事では、実際のゲーム画面を使って、遊び方、得点のしくみ、ステージ、オンライン対戦の仕組みを紹介します。遊んでいる様子は30秒の動画(YouTube)でも見られます。

📌 Pixel Invisibleの3行まとめ
① 隠れる狸は、RGBのミキサーとスポイトで体(32×32ドット)をぬって景色に化ける。見つけるのは、エージェントたぬきの目だけ
② 2〜10人のオンライン対戦。友だちとは5文字のコードで同じへやに、知らない人とはランダム対戦で。ボット相手のひとり練習もできる
③ iPhone・iPad版もAndroid版も無料。アプリ内課金はなく、オンライン対戦の前に当社アプリの広告が15秒出る

1ラウンドの流れ:じゅんび、かくれる、さがす、けっか

1ラウンドは4つの時間に分かれています。かくれる時間とさがす時間の長さは、へやのホストが決められます(下の表は最初の設定)。

時間隠れる狸エージェントたぬき
じゅんび役割が発表される役割が発表される
かくれる(60秒)隠れる場所に移動し、ポーズを決めて、体をぬる。全員が「OK」を押すと、残り時間が3秒に縮む目隠しをされ、ステージは見えない
さがす(120秒)体のぬりは固定される。動けるが、動くと目立つ。エージェントたぬきが近づくと心臓の音が鳴るステージを歩き、あやしい所をタップしてコルク鉄砲を撃つ
けっか勝ち負けと、それぞれの得点が出る勝ち負けと、それぞれの得点が出る

エージェントたぬきの役は、ラウンドごとに交代します。7人以上のへやでは、エージェントたぬきが2人になります。

隠れる狸:体をぬって、景色になりきる

隠れる狸の画面2つ。左は「かくれる」の時間に体をぬる画面で、上に部屋の景色と「まわりをタップで色をひろえるよ」の案内、下に32×32ドットの体と、ブラシ・消しゴム・スポイト・塗りつぶし・元に戻す・やり直しなどの道具、赤・緑・青を6段階ずつ選ぶミキサーが並ぶ。右は「さがす」の時間の隠れる狸の画面で、右上にぎたいランクSが表示され、下に「うごかずに、じっとしてね!」と出ている

隠れる狸は、狸のままの色で始まります。「かくれる」の時間に、次の3つをします。

  1. 「いどう」で、隠れたい場所まで歩く
  2. 「ぬる」で、体をぬる。ポーズは、立つ・しゃがむ・のびる・丸まるの4つから選べる
  3. ぬり終わったら「OK」を押す

ぬる画面(左の画像)には、次の道具があります。

道具働き
ブラシ(3種類の太さ)選んでいる色でぬる
消しゴムぬった色を消して、もとの狸の色に戻す
スポイトぬる画面の中から色を拾う。体の外側に見えている景色や、「すかし」で透かした体の後ろの景色からも拾える。上半分のゲーム画面をタップしても、その場所の色を拾える
塗りつぶしつながった同じ色の範囲を、まとめてぬる
元に戻す・やり直し1つ前の状態に戻す。戻した操作をやり直す
すかし(目のアイコン)体の後ろの景色を透かして表示し、ぬった色と見比べる
ポーズ4つのポーズを順に切り替える

色は、画面の下にある赤・緑・青のボタンを6段階ずつ選んで作ります。組み合わせは216色です。

このゲームの体と景色は、同じ248色のパレット(ゲーム用に用意した32色と、ミキサーの216色)でできています。そのため、スポイトで拾った色は、景色とまったく同じ色 になります。時間をかければ、どこに隠れても景色に完全に溶けこめるということです。上手さを分けるのは、絵の才能ではなく、景色をどれだけよく見てぬれるかです。

家具の後ろに入れば、体の一部は隠れます。ただし、本棚・木・自動販売機のような背の高い物の後ろでも、体の4割以上は見えるように作っています。どこに隠れても、ぬりは必要です。

「さがす」の時間になると、体のぬりは固定されます。動くこともできますが、ぬった模様は、その場所の景色に合わせたものです。動けば景色とずれ、動きそのものも目立ちます。エージェントたぬきが近づくと、心臓の音がドクドクと鳴ります。

エージェントたぬき:コルクは、見えている物に当たる

エージェントたぬきの画面2つ。左は「さがす」の時間に、庭と石畳のあるおやしきで隠れた狸を探す画面で、右上に残りのコルクの数(×13)、下に「あやしい所をタップしてうとう!」と出ている。右は「けっか」の時間の画面で、マップ全体の地図の上に、見つけられなかった狸の隠れ場所が番号つきで表示されている

エージェントたぬきは、「かくれる」の時間は目隠しをされていて、ステージを見られません。「さがす」の時間になったら、ステージを歩き回り、あやしい所をタップしてコルク鉄砲を撃ちます。

項目内容
1回の射撃コルクが5つ、扇形に飛ぶ
撃てる回数4+隠れる狸の数×2回(最大16回)
当たり方見えている一番手前の物(隠れる狸の体・家具・壁)に当たる。家具に当たれば、その1回はむだになる
勝ち負け時間内に全員を見つければエージェントたぬきのかち。1匹でも残るか、撃てる回数がなくなれば、隠れる狸のかち

隠れる狸が見つかるかどうかは、エージェントたぬきの目だけ で決まります。ゲームはぬり方を採点していますが、その点数で隠れる狸を自動的に見つけることはなく、エージェントたぬきに点数を見せることもありません。見つけるには、景色の中のわずかな色のずれや、家具の並びの不自然さに気づく必要があります。

エージェントたぬきが負けたラウンドでは、マップ全体の地図に、見つけられなかった狸の隠れ場所が番号で表示されます(右の画像)。番号を選ぶと、実際の景色のどこにいたのかを確かめられます。

得点:ぎたいランクと「だいたん賞」

得点の画面2つ。左はラウンドの結果で、「隠れる狸のかち!」の下に、ポン太 S +173、ユウ A +161 のように、プレイヤーごとのぎたいランクと得点が並び、最後に「だいたん賞 ポン太(オニまで1.4マス)」と出ている。右は最終結果で、1位から3位が表彰台に立ち、4位から6位の得点が並ぶ

ぬり方は、次の4つの観点で採点され、S・A・B・C・Dの5段階の「ぎたいランク」になります。ランクは、ぬっている本人にだけ、画面の右上に表示されます。

観点比重見ていること
色55%体のドットひとつひとつが、すぐ後ろの景色の色にどれだけ近いか
模様25%4×4ドットごとの色の混ざり方と、色の変わり目の向きが、景色と合っているか
輪郭15%体のふちが、まわりの景色から浮いていないか
静止5%動いていないか

得点は、役割ごとに次のように計算します。

役割得点
隠れる狸エージェントたぬきの視界(前方110度・10マス以内で、壁にさえぎられていない範囲)に入っているあいだ、1秒につき10点のボーナス点。2マス以内なら3倍、5マス以内なら2倍、9マス以内なら1.5倍で、ぎたいランクが高いほど増える(0.75〜1.25倍)。見つかっても、それまでのボーナス点は残る。最後まで逃げきると100点と、ランクのボーナス(S 30点・A 20点・B 10点)
エージェントたぬき見つけた1匹ごとに100点。全員を見つけると、50点と残り秒数ぶんの点

隅に隠れて逃げきるより、エージェントたぬきの目の前で、上手にぬって堂々と隠れる ほうが点数は伸びます。ラウンドでいちばん多くボーナス点をかせいだ隠れる狸には「だいたん賞」が贈られ、エージェントたぬきにどこまで近づいたかが表示されます(左の画像では1.4マス)。

全ラウンドの合計点で順位が決まり、最終結果では1位から3位が表彰台に立ちます(右の画像)。

全10ステージ

全10ステージのゲーム画面を並べた画像。上の段は左から、おやしき・そうこ・もり・がっこう・しょうてんがい。下の段は左から、こうじょう・すいぞくかん・ゆうえんち・おばけやしき・うちゅうせん

ステージは10種類です。床や家具の色がステージごとに違うので、毎回ちがうぬり方が必要になります。

ステージ主な景色
おやしき木の床・じゅうたん・タイル・庭
そうこコンクリートの床と、棚・木箱・たる
もり草・土の小道・小川・茂み。はじめての人に向いている
がっこう教室・リノリウムの廊下・校庭
しょうてんがい舗装したアーケードと、いろいろなお店
こうじょうコンクリートと鉄板の床、機械
すいぞくかん大きな水槽と、暗い通路
ゆうえんちカラー舗装・芝生・池
おばけやしき朽ちた床と墓地
うちゅうせん金属のデッキと星空。いちばんむずかしい

へやで遊ぶときはホストがステージを選び、ランダム対戦では10種類から抽選されます。

遊び方は3つ:ひとりで、友だちと、知らない人と

遊び方人数内容
ひとりであそぶ自分とボットボット3体を相手に、すぐ練習試合ができる。ボットの数やルールも変えられる。インターネットにつながっていなくても遊べ、広告は出ない
へやをつくる・へやにはいる2〜10人へやを作ると5文字のコードが表示される。友だちは「へやにはいる」でコードを入力する。人数が足りなければボットを足せる
ランダム対戦2〜10人知らない人と自動でマッチングする。1ラウンドだけで、ステージは抽選、かくれる60秒・さがす120秒、エージェントたぬきは1人

へやでは、ホストが次の設定を選べます。

設定選べる値
マップ全10ステージ
かくれる30・45・60・90秒
さがす60・90・120・180秒
ラウンド1・2・3・5・8
ボット矢印で足したり減らしたり(へやは10人まで)

iPhone・iPad版とAndroid版は同じオンライン対戦の仕組みにつながっているので、機種が違う友だちとも同じへやで遊べます。ゲームのバージョンが違うとへやに入れないため、どちらも最新版にしてから遊んでください。

ランダム対戦には、隠れる側と探す側で別々のレートがあります。はじめは両方とも1500で、両方の役で合わせて10試合を終えるまでは「計測中」と表示され、10試合目から数字が出ます。表示される総合レートは、2つのレートの平均です。相手がなかなか見つからないときは、20秒たつと「ボットとあそぶ」のボタンが出て、同じルールでボットと遊べます(レートは変わりません)。へやでの対戦と、ひとりであそぶ練習でも、レートは変わりません。

ホストが抜けても、試合は続く

オンライン対戦の試合のデータは、サーバーを通らず、参加している端末どうしが直接やり取りしています(WebRTCという仕組みを使ったP2P通信で、最大10台が互いにつながります)。サーバー(Firebase)が受け持つのは、アカウント、へやの受付、端末どうしがつながるまでの手続き、ランダム対戦の受付とレートの計算だけです。

試合の時間・得点・勝ち負けは、「ホスト」になった1台の端末が管理しています。ふつうのオンラインゲームなら、ホストが抜けると試合は終わってしまいますが、Pixel Invisibleでは続きます。

  1. 参加している全員が、試合の状態と全員のぬりの写しを持っている
  2. ホストから3秒間何も届かないと、残った端末のうち、いちばん早くへやに入った人が新しいホストになる
  3. 新しいホストは自分の写しから試合を引き継ぐので、同じラウンド・同じ残り時間のまま続く

回線の組み合わせによって2台が直接つながれないときは、両方とつながっている別のプレイヤーの端末が中継します。一方で、有料の中継サーバーは使っていないため、まわりの誰ともつながれない回線では参加できないことがあります。

当社は、このようなリアルタイム通信のゲーム・アプリの開発を受託でもお受けしています。ご相談はUnityゲーム開発・オンラインマルチプレイの受託開発のページからどうぞ。

料金・広告・アカウント

  • 料金:無料。アプリ内課金はありません
  • 広告:「みんなであそぶ」を開くたびに、当社アプリの広告が15秒表示されます(スキップはできません)。終わると、オンライン対戦のメニューに進みます。広告は当社アプリの案内だけで、他社の広告ネットワークや追跡は使っていません。「ひとりであそぶ」では表示されません
  • アカウント:起動すると、ゲストとして自動で始まります。タイトル画面左上の人のアイコンからメールアドレスとパスワードを登録すると、機種を変えても記録(試合数・かち数・合計点)とレートを引き継げます。アカウントの削除も、同じ画面からできます
  • 名前:8文字までで、同じ試合の人にだけ表示されます。チャットの機能はありません

動作環境

項目内容
ストアでの名前Pixel Invisible - かくれんぼ対戦(英語:Pixel Invisible: Hide and Seek)
対応iPhone・iPad(iOS 15以降)、Android(Android 8.0以降)
価格無料(アプリ内課金なし)
人数オンライン対戦は2〜10人。ボット相手のひとり練習
言語日本語・英語(タイトル画面で切り替え)
年齢区分App Store:4+、Google Play:3歳以上

関連する記事

Pixel Invisibleの「体と景色が同じパレットでできている」という仕組みは、ドット絵の配色の考え方そのものです。色数を絞ったパレットの組み立て方はドット絵の配色とパレット設計に、ドットの置き方の基本はドット絵の描き方入門にまとめています。ドット絵を本格的に描いてみたくなったら、当社のドット絵エディタPixelHubもどうぞ。

ゲームの効果音は、録音した音ではなく、アプリの中で波形から合成しています。考え方はレトロゲーム効果音の作り方で紹介しています。

▶ App Storeで見る(iPhone・iPad・無料) | Google Playで見る(Android・無料)